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Introduction by Chris Kornman
紹介 by クリス・コーンマン

アラビカ種の故郷から、フレッシュな豆が倉庫に到着しました。イルガチェフェで採れたこのコーヒーは、例年よりも少し早く私達を笑顔にしてくれたのです。

この豆は、イルガチェフェ農協の一員である、ハル協同組合によって生産されました。エチオピアの多くの協同組合が生産するコーヒーと同様に、水洗施設で発酵後に二次水中浸漬を行います。これは「ダブルウォッシング」とも呼ばれます。この工程は、種についている残りの果肉を取り除くだけでなく、種子の発芽を開始させ、フレーバーを向上させると言われています。

エチオピアの協同組合は、傘下の組合組織の強力な組織構造と、ECX (Ethiopia’s Commodity Exchangeというコーヒーとチェリーの輸出価格を決める市場) を通じた市場情報へのアクセスの改善から恩恵を受けています。

ハルがある町であるイルガチェフェは、多少なりともコーヒーが象徴となっていて、ゲデオ地域全体の呼び名となることも多く見られます。 イルガチェフェは、ざっくりと翻訳すると「水の町」となるので、この地域がウォッシュドコーヒーを生産した最初の場所の1つとして有名になったのも納得できます。 イルガチェフェのコーヒーは、他の場所では見つけられないような、花の香りのする非常にクリーンなプロフィールを持つと定評があります。

 

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Green Analysis by Chris Kornman
生豆に関する考察 by クリス・コーンマン

一般的なエチオピア産の高品質のウォッシュドコーヒーと同様に、高密度かつドライでサイズは小さい豆です。しかし、その中でも非常にドライなコーヒーです。正直、約8%という水分量に少々不安を覚えました。私の意見としては、水分量が多く水分活性の高いコーヒーと、似たような分類の乾燥したコーヒーとの間にはかなりの違いがあります。もし乾燥しすぎていたり、乾燥が速かったり、あるいはその両方のためにオフフレーバーがある場合は、直ぐにわかります。これは時間の経過とともに出現するフレーバーの特徴ではなく、既に豆にダメージがあり、すぐに表面化するものだからです。良いフレーバーのドライなコーヒーは、豆の持つ良いフレーバーを保持した結果と言えるのです。コーヒーが一度到着すると、過剰乾燥の危険はその時点で存在しています。一方で、より高い水分量および、または水分活性を有するが不適切に乾燥したコーヒーは、結果として生じたオフフレーバーをすぐには見せないかもしれませんが、短期間でほぼ確実に甘さと特徴を失うことになります。今回のハルのようなドライなコーヒーは、長い間その特徴を保持することができると思います。ばらつきがあまりなく、構成が安定しているからです。

Roast Analysis by Jen Apodaca
焙煎における考察 by ジェン・アポダカ

今年最初のエチオピア産の豆は、夏をイメージさせるレモネードと花のような味がしました。これは非常にクリーンで柔軟性のあるコーヒーで、高熱かつ高速の焙煎が合っています。最初の焙煎は、シトラスと花の特性が表現されました。二番目の焙煎は非常に滑らかな質感を持っていましたが、褐変反応の時間を長く(+ 5.2%)することにより、最初のローストと比較して激しさがわずかに抑えられました。どちらの焙煎も、このコーヒーの持つフレーバーの特徴を保ち、カッピングテーブル上で非常に高評価でした。

初回の焙煎:スイカズラ、ネクタリン、カンタループ、複雑、ジューシー

二回目の焙煎:レモン、洋梨、花、緑色のブドウ、滑らかな質感

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Brew Analysis by Evan Gilman
抽出における考察 by エバン
ギルマン

今年初めてのエチオピア産の豆の一つが、クラウンジュエルのイルガチェフェ ハル協同組合 ダブルウォッシュドとなります。この豆は、エチオピア産の模範的なコーヒーです。明るさ、爽やかなフルーツ感、そして安定感といった、エチオピア産ウォッシュドコーヒーの特徴全てを持ち合わせています。二つの焙煎プロフィールを見ると、いくつかの顕著な違いがあります。しかし、抽出してみると非常に類似した結果をもたらしました。

最初の焙煎で強く感じられたものとしては、熟したナシ、青リンゴ、カンタロープ、花、そしてミルクチョコレートのようなフィニッシュが含まれます。 二番目の焙煎も非常に似ていましたが、パンチのあるチェリーのノートとレモンメレンゲのタルト感がありました。新鮮なイルガチェフェはやはり素晴らしい!